本日は、運送業のお客様との打ち合わせ。
決算も3か月後に迫って利益が出ています。
その時に多くの社長は「節税」ということを考えます。
分かります。
僕も自分の税金を払うときに「払いたくないな…」という気持ちになります。
しかし、その節税は本当に必要でしょうか?
節税をする前に考えるべき2つのこと
節税をする前に考えるべきことが2つあります。
1.節税ってどうしたらできるのか?
2.お金はどうやったら増えるのか?
1.節税ってどうしたらできるの?
そもそも、税金は、利益に対して一定の割合でかかってくるものです。
つまり、利益が減れば、税金も減ります。
ですので、節税の基本は「経費を作ること」になります。
(それ以外の方法もあるにはあります。)
では、経費ってどうやって作るのでしょうか?
- 車を買う
- 保険に入る
- 交際費を多く使う など
お金を使うことで、経費は作れるのです。
2.お金はどうやったら増えるの?
中小企業がお金を増やす方法は、大きく分けて、これも2つです。
- 「誰かから借りる、もしくはもらう」
- 「利益を出す=稼ぐ」
「誰かから借りる、もしくはもらう」は、借金をするか資本を入れてもらうという事です。
もちろん、借金は返済がありますし、他人に資本を入れてもらう事にも経営権の問題があります。
どちらも本当の意味で自由に使えるお金ではありません。
「利益を出す=稼ぐ」はどうでしょうか?
会社はざっくりいうと、利益が出て、法人税を支払った後の純利益だけのお金が残ります。
その時に節税をするかどうかで、この純利益の額が変わります。
例えば、
100万の利益が出て、30万の法人税を支払うと、純利益は70万円残ります。
しかし、節税するために経費を使うと…
100万の経費を使って、法人税を0円にしても、残るお金は0円です。
果たして本当にその節税は必要でしょうか?
会社の本来の目的は…
会社の本来の目的は、節税ではないはずです。
利益を出して、納税をし、お金を残して再投資して規模を拡大していく。
その中で、自分も社員も取引先なども全てが、本当の意味で儲かることができるようになるのではないでしょうか?
土谷会計事務所では、個人事業主から法人まで幅広くお手伝いしております。
初回面談0円でご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。