今回ご相談いただいたのは、青果卸売業を営むX社様。
設立1期目が終わったばかりにも関わらず、大口の取引先の内の1社が倒産。
約800万円の売掛金の回収ができなくなってしまいました。

卸売という事業の特性上、700万円程の仕入れ代金が発生しており、その買掛金の支払い期限まで後1月ほどしかありません。
決算書を見るときちんと黒字は出ているものの、700万円の仕入れ代金を負担できるほどのキャッシュは残っていません。
また、自社ですぐにお話をできるような金融機関との取引もありませんでした。

まずは、弊所のお客様とも取引がある信用金庫さんに電話。
現在の状況や、決算状況を一通り説明しすぐに面談を申込みます。
そこから第2期の事業計画書を一緒に作成。
幸いにも取引先は増え、受注は伸びている状況でしたので、きちんと融資を受けても返済が可能な計画書を作成できました。

そこから信用金庫さんとの面談、信用保証協会との面談を順調に終え、買掛金の支払い期日までに何とか融資を実行してもらうことができました。

弊所では、お客様に「月商の2月分の預金残高」を目指すようにお話をしています。

手元資金の余裕は、こういった有事に役立つことはもちろん、経営者の心の余裕にもつながります。
資金繰りに奔走することなく、より事業展開に注力できるようになるのではないでしょうか。


土谷会計事務所では、個人事業主から法人まで幅広くお手伝いしております。
初回面談0円でご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。