法人を設立する時に、一番悩むのは「資本金」ではないでしょうか?

こちらを読んでいただければ
・資本金と融資の関係
・資本金を決める時の注意点
・資本金の目安はいくらなのか
が分かります。

1.資本金と融資の関係

創業融資において資本金の金額というのは非常に重要です。
それは、一般的に「創業融資は資本金の3倍程度を目安に借りることができる」と言われているからです。
実際にお手伝いをさせていただいていても、資本金の2~5倍程度の借入をできるケースが多いです。

しかし、実際の融資においては資本金というよりも「自己資金」が重要視されます。

「資本金」というのは言ってみれば、会社にあげてしまったお金で、「自己資金」は、資本金を含め自分が会社のために使う事ができる資金を言います。
ですので、資本金としては会社に入れていないけど、運転資金が足りなくなった時には出そうと思っているお金などが自己資金になります。

金融機関が返済可能性を見る際には、資本金だけでなく、自己資金まで見てくれますよという事です。

ただ、資本金=会社としては返済しなくていいお金となりますで、融資の事を考えるのであれば資本金として計上することをおススメします。

2.資本金を決める時の注意点

多くの方は「最初の2年間は消費税がかからないらしい」という話を聞かれたことがあるのではないでしょうか。
実は、資本金を1,000万円以上にして会社を設立してしまうと、初年度から消費税がかかることになります。
ですので、2年間の免税期間を設けたいのであれば、資本金は1,000万円未満で設定しましょう。

3.資本金の目安はいくらなのか

では、資本金は実際いくらがいいのでしょうか?

弊所では、100万か300万というのを目安としてお伝えしています。
ポイントは「必要な融資額」と「対外的な評価」です。

必要な融資額が、0~300万円くらいであれば100万円。
500~1,000万円くらいであれば300万円をおすすめしています。

また、特にBtoBビジネスを行っている企業で、相手先が与信を取るような中堅~大手になる可能性がある企業には、できるだけ高い資本金を設定するようにすすめています。

逆に、BtoCで一般的に資本金を目にされる機会が少ない企業は、低くても構わないと考えています。

こういった事を総合して資本金を設定していくのが良いと考えております。


土谷会計事務所では、法人設立、法人化をご検討のお客様を多くお手伝いしております。
初回面談0円でご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。